[LOL]LCKプロコーチが教える、ジャングル動線を決める基本的な考え方[JG基礎講座]

本日は、ジャングルの基礎、ジャングルを始めてみたい方たちに向けた、ジャングリングをどのように行っていけばよいのか

という話を

LCKプロコーチganked by mom

の話を基に翻訳、解説していきたいと思います。

ジャングル基礎知識解説

そもそもジャングルってなに

→LOLというゲームにおいて、骨格

キャリー力が一番良いポジション、常に動き続ける戦況の中でいろいろな選択肢の中から、一番良い選択肢をひっきりなしに常に選ばなければならない。

マクロ思考力+瞬間的判断力+マップリーディングスキル=ジャングラーの実力

ジャングラーとは、レーナーが作った細かい利益を、大きい利益に還元する仕事

ジャングルの仕事って何?

視野

味方が動きやすい場所にピングワードを刺したり、そもそもジャングル自体がチームにとって動くワードである。

情報得ながら、その情報を基にやれることを考え、ピングを積極的に出してチーム全体をコーディネイトしていく

カバー

相手の動線を読んで逆ガンクしたり、味方が死んでしまった場合の後を取ってあげたり、ウェーブを一緒に押してあげて自分も成長しながら味方のリコールタイミングを速めてあげたり、味方がダイブされそうな時に援護に行ってあげたり。

リスクの少ないガンク

ガンクに行くときは、リスクの少ないガンクをしなければならない

結果が良かったとしてもリスクが大きいガンクは良いガンクではない

結果が良いと、良いプレイであると錯覚してしまう人が多いが、相手がとるべき行動をとらなかったから利益を取れている場合もある、このゲームは結果より過程から学ぶことが大事

根拠や情報を持ってガンクすることで、リスクの少なくリターンの高いガンクをすることができる。

オブジェクト

ジャングルモンスターまで含めると、いろいろ解説しないといけないことが増えるので後々書きます。

現在のメタだと、ドラゴンの重要度はかなり高い

ということはそのためにミッドとボットの主導権の有無は非常に重要な要素だということ(特にボット)

そのためにジャングラーとしてできることは、チャンピョンによって変わる部分ではあるが

ミッドやボットの主導権を利用してドラゴンを管理すること

チームが負けているときも、ドラゴンを取れないにしても管理して取らせないようにすることが大事である。

 

 

以上が基本情報のまとめ

 

ジャングル動線の概念

まずチャンピョン選択です、いろいろなジャングルチャンピョンがありますが、特にこだわりなく積極的にランクを上げていきたいならば、
メタに合ったハイティアのチャンピョンを使いましょう。

中でもおすすめなのは

エリス

グレイブス

リーシン

エコー

など、ブロシルゴルやハイティアでも安定して強いチャンピョンたちを習得しておけばピックに困らないはず。

簡単な操作が良いならば、エリスやトランドル、ザック等が簡単で強く、初心者向きといえるでしょう。

特にエリスとトランドルなんかは基本的なジャングル動線が似ていて、赤バフ青バフグロンプという3レベル基本動線が同じなので

おすすめ初心者jgセット

エリスとトランドルをセットに練習すればかなり初心者向きだと思います、二つともスキル簡単ですし、メタチャンプなので。

ではトランドルで例にジャングル動線を解説していきたいと思います。

①一番最初の動線の取り方

ではトランドルでサモナーズリフトに来ました。

 

まず、トランドルなのでハンターズマチェットをまず買いますね、マナが重要でもなくAAたくさんしますから。

さぁ、最初にジャングラーならリーシュを受けないとですよね、ブルーチームならレッドバフのリーシュ、レッドチームならブルーバフのリーシュを受けますよねまず、そこを基準に説明していきますね。

矢印は3レベルになった後のそれぞれの考えられる動線を示しています。

トップガンクに行くか、ほかのジャングルを食べに行くか、ミッドガンクを見に行くか

これ考えるとミッドレーナーは基本2:40くらいのジャングルが3キャンプ食べてくる時間はボットサイドにポジションを取りながらレーン戦をやった方が安牌ですね。

 

まず上陣営だったらブルーとグロンプを食べてレッドに走ります

下陣営だったらレッドを食べてブルーに走ってグロンプですね。

スマイトはバフに、理由はグロンプのほうが防御力が低いので

トランドルエリスをなぜ自分がおススメするかというと、ジャングリングの難易度がめちゃ簡単だからです。

さぁこれを食べながら何を見ないといけないかというと、ミニマップと、味方の体力、レーンを見ないとですよね。

3レベルになった後何をすべきか今考えておかないと

 

さぁ3キャンプ食べると、3レベルになります。

さぁ例えば敵がこんな風にトップの敵が前に出ていたとしたら

 

ガンクすればいい

ガンクが成功するかどうかは、状況によって違いますが、ブリンクスキルの有無、カウンターガンクされるリスクの有無、CCの有無、など

得れる情報をすべて得ながら総合的に判断するものです。

 

 

逆に味方がプッシュしていてこんなポジションだった場合は

 

 

リバーにワードを置いて、ミッドガンクを見るか、ジャングルを食べに行き、ボット方向に動線を取るだとか選択しましょう。

ワードをリバーの×位置に置く理由は、大体の場合トップレーナーがリバー上側のブッシュにワードを置くので、その二つでトップサイドのジャングルの視野をコントロールすることができるためです。

 

まずはこのような基礎的な動線の取り方を知っていないといけません。

エリスの場合も一緒です。

つまり、ジャングルは、自分が3レベルになって何をするべきか理解していないといけない

大体の場合、3キャンプ食べてレベル3になって、ガンクして例えばキルをした、

だとしたら、そのレーンサイドのスカトルは絶対にコントロールできます。

スカトルを取るときの基本は、人数計算です。

こっちのミッドがリコールしたり、ビッグウェーブを押し付けられていないか、サポートがロームしてこないか、などの変数を常に考えないといけません。

トップにガンクして成功した場合、トップの主導権は間違いなく自チームのトップにあります。

なので特別な変数などがない限りは、トップの主導権を利用しながら、そのままピングを出しながらトップサイドのスカトルをコントロールというのが定石であり基本です。

バックアップを常に意識しながら、何かをしないといけない

相手ジャングルに入って行ったり、カニファイトだったり

一番最初の動線は、3レベルになってガンクに行くのかジャングルをさらに食べるのか決めていないといけないってことです。

エリスの場合だったら、ダイブをすることも得意ですよね

3レベルになってトップがウェーブプッシュしながら敵のHPを減らすことに成功していたら絶対にダイブしましょう。

これらが本当にジャングルの基礎です。

この基礎動線からすべてが派生していきます。

主導権があるレーンを利用しながら、オブジェクトを狙っていく、相手のジャングルに入ったり、スカトルをコントロールしていく。

主導権がないとするなら、その周辺にワードを置いて、引いて

そしてスカトルはレーン主導権がある方向のレーンに向かって走らせるようにしながら最大限早く食べないといけません、特にミッドに主導権が無く、サイドレーンに主導権がある場合。

また、一つのスカトルを食べた後、敵ジャングルがそこで見えた場合、ミッドに主導権があるなら戦ってもいいし、下側のスカトルもコントロールしてしまいましょう。

そうなればジャングル同士の成長差が少しずつ出てきて、後々響いてきます。

基礎的な考えを大事にしながら、敵のジャングルと成長差を広げていく、それがまずジャングラーに必要な一番基本的な考え方です。

ミッドトップ主導権無いのにトップサイドのスカトルを取ろうとするのはおかしい行動です。

レーナーの立場だったらめちゃくちゃピング出しましょう。

レーンの主導権というのが結局はジャングルの成長差に続いていくと

ジャングルとレーナーの関係がだんだん見えてきますね。

ハイティアでミッドシンドラやゾーイなどがなぜ良いのか、ここに理由があります。

序盤のレーン主導権を大体は得ることができるからです。

プッシュも良く、2vs2も悪くないため、序盤の主導権を利用して、ジャングルの成長を助けて

そのようなプレイができるのでティアが高く良いチャンピョンなのです。

主導権を得れるマッチアップなのに主導権を得れないのはレーナーのミスであり、主導権があるかどうかを確認しないでカニを殴るのはジャングルのミスです。

レーンの主導権が無いとするなら敵のレーナーはウェーブを押し付けていて前に出ているはずなので、まずはガンクをするなりして体力を減らすなりフラッシュを切らせるなりして、トップレーンの主導権をスカトルが出るタイミングに合わせて、スカトルが出る場所に広げておかないといけない。

自身がレーンから引いてきた主導権を利用して、何をするかを常に考える

つまり整理すると

①レーン主導権を得に行く

②レーン主導権を基に何をするべきか考える、敵ジャングルへのインベイド、スカトルコントロール、ドラゴンコントロールなど

③レーン主導権を得るアクションすらできない状態なら、だまって自分のジャングルをきれいに食べる。

 

②チャンピョン別、動線を決める方法

チャンピョンによって、食べやすいジャングルなどがあるので得意な動線がある。

グレイブス

バフ‐バフ‐グロンプ

遠距離攻撃でHP管理しながらジャングルを食べることができる

単一ターゲットのモンスターに対して強い

正直グレイブスは何食べても良い

エリス

バフ‐バフ‐グロンプ

トランドル

バフ‐バフ‐グロンプ

レクサイ

バフ‐バフ‐グロンプ

レッド‐ゴーレム‐ラプター

レクサイはラプターを早く食べれるチャンピョン

レクサイはレベル3ガンクするチャンピョンですが、ブルーに対する依存度が低いので、相手ジャングルにブルーを取られたとしても、ミッドガンクやボットガンクすればまったく損害じゃないので常に下側や常に上側という形で動線を取っても問題がないのです。

そのため王道の動線が2つあるわけです。

ニダリー

フルキャンプ(めちゃ速い)

スティールやジャングルファイト、アサシンが得意

ザック

フルキャンプ

ブルーとグロンプを同時に狩れるためブルバフ側のジャングリングがほかのジャングルより早い

 

要点を言うと、それぞれのジャングルチャンプがどういう動線を取ってくるのが定石か、どういうジャングルモンスターを狩るのが速いのかということを知っておかないといけないということです。

 

③順バフと、逆バフの概念(順バフとはbotにリーシュをもらってスタートすること)

順バフの特徴

下から上へ

リーシュを受けて、速いジャングリング、相手も順バフをする確率のほうが高いため序盤から相手と遭遇する可能性が高い

無難に動線を取りたい場合

順バフすると良い状況

1)MID:アサシンピック
味方がアサシンピックなら、序盤が重要であり、順バフでカバーして上げるのが良き2)TOP:近距離(メレーチャンプ)VS近距離チャンピョンの場合
この場合、最初に2キル取った方が一方的に勝つマッチアップなため、カバーするために順バフを行います。

でもまぁこの辺はレッドチームなのかブルーチームなのかで変わります。

逆バフの特徴

上から下へ

ボットの力を活用したローミングしかけや、序盤トップで利益を得ることが難しい場合、動線浪費を最小化させるために行う

逆バフするのに良い例
1)ボット中心の運用が必要な場合

相手遠距離チャンピョンたちが多いとき、サポートがタンクなら、集団戦で破壊する役割が重要なので、ボットを育てないといけない

また、相手チームにブリンクがないぼっ立ちチャンピョンが多いとき、ADCが輝くため、ボット中心で運用するのが良い

ADCが勝てばゲームを畳める、サポートがガンク合わせめっちゃいい等

またはジャングルを食べてそのままスキルで壁を越えて相手のジャングルに入ることができるチャンピョンの場合など逆バフスタート、ジャーバン、グレイブス、キンドレッドなど(ソロランクで視野に引っかかる確率が低いのでソロランクで有効)

④状況に応じて効率的な無駄のない動線を取る

例えば、これはお互いに3レベル3キャンプだった場合、ガンク確であったり、レーン主導権が存在するときに積極的に動く考えられる動線をすべて書いてみたものです。

トップサイドでなにかしようと順バフしてレーンに主導権あるときの動線

相手のも書いてる理由は、タイミングに合わせてミッドガンクにリスクが有ったり、トップに行くときにボットにピングを出したりする必要があるからそれを理解してほしくて書きました。(黒で見にくいのすいません。)

 

 

トップサイドで何かしようとして順バフしたけど、何もできないときの動線

 

 

このように当初の計画を立てて、順バフするのか逆バフするのか、ジャングルを横割りで動くのか縦割りで動くのか決めて、ゲームの展開によって動線を柔軟に調整していく必要があるということです。

これだけ正しくできるようになっても、KRのダイア(JPチャレ程度)はいきます。

時間効率、時間を最大限効率的に使うということが大事なポイントだということです。

⑤チーム相性を理解する

実際のゲームを仮定してみていきましょう、

自分がエリスだと思って考えてください。

問題です

top

 ブルーチームトップ ティーモ

vs

 レッドチームトップ マルファイト

 

jg

 

 ブルーチームジャングル セジュアニ

vs

 レッドチームジャングル エリス(自分)

 

mid

 ブルーチームミッド シンドラ

vs

 レッドチームミッド TF

 

bot

ブルーチームボット

 アリスタ

 ジンクス

vs

レッドチームボット

 カルマ

 ヴァルス

 

このような組み合わせだと仮定して

Q1.トップはどちらが勝つ?

ティーモが勝ちます。

Q2.ミッドはどちらが勝つ?

スキルショットと実力次第、序盤はシンドラにウェーブプッシュ主導権有

Q.3 ボットはどちらが勝つ?

バルスとカルマが、ジンクスアリスタを圧殺(ずっとレンジ差で殴れる)

 

セジュアニの立場

トップ→放置してもティーモが勝つ

ミッド→レベル6以降ガンク〇

ボット→見て上げないと、AFKしそう

 

ここで質問

エリス(あなた)の立場で、このゲームのミッションは何か?

 

考えてみてください

 

 

解答

エリスの立場

トップ→マルファイトだから耐えることはできる、育てても成長期待値が薄い、ダイブはセジュアニだから食らわない

ミッド→ゴールドカードでスタン当ててくれれば、CCチェーンで殺せる可能性あり

ボット→行けばダイブ可能、セジュアニこないならボット崩壊させてドラゴン全部とって終わり。

 

エリスのミッション

→逆バフしてボット無限ダイブしにいく

 

ヴァルスカルマの立場でジャングルこないならジャングルに文句言っていい

 

 

セジュアニのミッション

→ボットを止めないといけない

 

このようにLOLは大体ボットゲームになることが多いです。

トップダイブができないなら大体の場合ボットゲームにするのが定石です、

ただサポートの相性によって変わる場合が多いのでそんへんは考えなくてはいけないです。

このような時はトップフォーカスするピックバンをする傾向がある(ジェイス+エリス等)

 

プロシーンでは3レベルになってミッドを一緒に押してあげて、ミッドジャングルでいきなりボットダイブする場合もある(ゾーイ、オラフ等)

4:2ダイブ、これは味方のジャングラーがこれを読んで相手のジャングラーの動きをミラーしてくれないと、ダイブを食らうボットの立場ではどうしようもない。

 

まとめ

ジャングルが考えないといけない基礎を理解しながら、基礎的な動線+成長とガンクダイブ

 

ジャングルがしっかり成長する方法

①時間浪費なしで無駄のないジャングリング

②ガンクに行ったときのリスクに対するリターンが常にプラスである

 

どこにフォーカスを当てるのか、それだけ決めればよい

 

 

参考動画

 

 

カテゴリー: LOL

“[LOL]LCKプロコーチが教える、ジャングル動線を決める基本的な考え方[JG基礎講座]” への3件の返信

  1. いつも読んでます。
    エコーの記事のような
    ゾーイの解析も見てみたいです。
    よろしければお願いします。

    1. いつも見ていただいてありがとうございます!

      了解しました、ゾーイの分析記事作ってみますね~

  2. この記事を読んで、エリス、トランドルなどで回してみたらプラチナまでいけました!
    Jungleのエッセンスがまとまったすばらしい記事だと思いました。

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。