
[LOL]現Cloud9のADC、Zvenのプレイから学ぶ1レベルでレーン戦を制する秘訣[Botレーン基礎解説]
今回は世界でも有数のキャリープレイヤーである元TSM、現Cloud9のZVENのリプレイを見ながら、ボットレーンについて解説していきたいと思います。
では、まず皆さんのボットレーンへの理解度を測るために一つ質問です。
このマッチアップを見て、自分がジンクスの場合、どのようにプレイをしますか?レーン戦の序盤の自分のゴールはなんでしょう?
急に答えるのは難しいかもしれませんが、このようなことを意識していくのがLOLというゲームにおいて重要になってくるポイントになります。
ではジンクスのマッチアップの話に戻りましょう
ダメージトレード
ジンクスはロケットフォームの時にはザヤよりもAAレンジが広いため、それを活かしダメージトレードにおいて優位を保つことが出来ます。
一方で、ザヤはQWEのコンボを使用したときにダメージ有利を取ることが出来ます。
レーンクリア能力
レベル1からのロケットフォームのAOEにより、ジンクスのほうが序盤は有利です。
サポートの相性
タムケンチのQスキルによりアリスターには範囲的には有利です。
一方でアリスターはレベル1の時は正直弱く、レベル2以降からはマッチアップ的には互角になります
ミッション1
これを踏まえた上で、このマッチアップ時のジンクスのレーン戦序盤のプランは
レベル1の時にウェーブをプッシュする
ロケットフォームのAOEとレベル1の時の有利な状況を使いプッシュをします。
AAレンジ有利を上手く使い、ハラスをする。
プッシュをしながらロケットフォームでハラスすることができます。特にレベル1の時にはアリスターが弱いため、このパワースパイクを上手く使います。
サポートの近くでプレイをする。
正直どのマッチアップのときもサポートの回りでプレイをしていたほうがいいが、このマッチアップでは特に重要です。もしジンクスがアリスターに絡まれた場合、タムケンチがアリスターのCCに当たらず、ジンクスを丸のみで救えるポジショニングをすることが重要です。これはジンクスとタムケンチの二人が意識しないといけません。
それではZVENのプレイを見ていきましょう
1:38
JGがラプターから始めたため、リーシュをせずにすぐにレーンに来ています。
まずウェーブが来た瞬間からクリープを殴り、プッシュを始めています。
そのあとタムケンチがターゴンでクリープを倒します。
1:48
相手がまだ一体目のクリープを処理していないので、CSを取りに来たザヤをロケットフォームで殴ることが出来ます。
1:53
1:55
そのあとすぐに引いて位置的に浮いているアリスターをザヤのAAレンジ外から殴ることができます。
このようにレベル1時の有利な状況を上手く使い、アグレッシブにプレイすることにより、レベル2以降マッチアップ的に互角になっても有利が取れる状況を作ることが出来ます。すごく小さく、細かいアドも積み重なればレーン戦が進みにつれ、大きなアドへと変わっていきます。
2:06
レーンを押し上げたことにより、敵をノーリスクで殴ることができます。アリスターのレベル1の弱さ、ジンクスのロケットフォームによりこれほどの大きなアドを取ることが出来ます。
皆さまこのように序盤の有利を作れたが、ガンクされアド有利がなくなった経験はありませんか?
正直、最初の2ウェーブはギャンクの心配はしなくてよいと思います、そもそもJGがそんな早くくることはないです。
このようにマッチアップ的に有利な場合は二つ目のウェーブを相手のタレットまで押し込むことです。押し込むことによって次のキャノンウェーブが来るときにはウェーブが自分側に戻ってきます。
ウェーブを押し込んだタイミングでお互いレベル2になります。これによりいままでノーリスクで相手を殴れていたゾーンがむしろリスク高いのゾーンへと変わります。ジンクスはAAレンジが広いため一応殴ることはできますが、特にAAレンジが狭いキャラ(ex.ヴェイン、シヴィア、ザヤ、ルシアン)は気を付けましょう。
ここから1分強、ジンクスはプッシュを続けているものの、パッシブにプレイをしています。
タムケンのワード位置
タムケンチはレーンから離れ視界をとりつつ、相手の青バフにワードを置きます。(ここのワード物凄くいいです。もし川沿いにおいていたら、ギャンクに気付くことはできるもののフラッシュを消費させられるか、下手したら死んでしまいます。)
自分がジンクスの場合、エズリアルが青バフに現れたらどのようなプレイをしますか?(ワードに写る)
大体はパッシブにプレイをしてエズリアルがボット側から消えるのを待つと思いますが、レク=サイがエズリアルをミラーしているのもあり、ZVENはアグレッシブにプレイします。
もちろんソロキューの時、このようなプレイをするのは躊躇されるとは思いますが、しっかりとピングをし、味方JGともコミュニケーションをとりましょう。
戦闘時には三つ目のポイントである、サポートの近くでプレイをすることを意識しましょう。タムケンチとジンクスはお互いCCされないようなポジショニングをとっており、アリスターが突っ込んできたときには瞬時にタムケンチがジンクスを飲み込みます。相手の脅威となるプレイをあらかじめ考えておくことにより、このように冷静なプレイを遂行することができます。
エズリアルによるガンク、しかしレクサイが後ろに控えているタイミングであり、タムケンチのカバーによって、深入りしたアリスタをカット
4:29
最終的にレク=サイが再びギャンクをしにきて、死なずに敵を一掃することができました。またその後、ウェーブを押し込みベースに帰還します。
4:47
今回のまとめ
マッチアップによるパワースパイクを意識しましょう。この場合、レベル1の時にジンクス側がアドをとれるのでしっかりとアグレッシブにプレイをし、パワースパイクを有効活用しています。
レベル2になったアリスターを警戒しつつも、ウェーブを押し込み、レベル1の際とったアドを有効的に使います。
エズリアルが見えたときに、味方JGのレク=サイとコミュニケーションをとり、最終的には敵を一掃することに成功します。
自分とサポートのパワースパイクを意識しつつ、有効活用しましょう。もしマッチアップ的に負けている場合も必ず有効活用できるパワースパイクはあります
参考動画
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